マインドマップに適した4色ボールペンって?

 このボールペンはいいですよ。

ドイツ製の「ラミー2000」という4色ボールペンです。結構4色ボールペンを仕事(マインドマップを描く時含め)で使うんですが、なかなかいいのがないんです。

 

 
普通、4色の色のついた部分を下に「カチッ」と押し下げてペン先を出しますが、ラミー2000は、4色ボールペンなのにボタンは1つです。どのように色の異なるペン先を出すかというと

赤、青、緑、黒の色の印の部分を上(天)に向けてボタンを押すとその色のペン先が出ます。振り子が中に仕込まれていて上(天)側に向けた色のペン先が出るようになっているんです。

 そして、何よりもすごいのは、ペン先を変える際の音が静かっていうこと。普通の4色ボールペンは「カチッ」とかなり大きな音が出ます。ラミー2000はすごく小さな音で「(シャリ)」と音がするだけです。セミナーや研修時、また会議の際にメモを取る際に、「カチカチ」と音は意外に響いて周りの方の迷惑になります。そんな時、使えます。



自分はマインドマップでメモを取ることが多いのですが(というか、マインドマップのインストラクターなので当然なのですが)、マインドマップは色を分けてメモを取ることが多くて、頻繁にペンの色を変えます。8本とか16本の多色のペンを持っていない時(逆にビジネスの場面では多色ペンを持っていることは少ないです)ラミーは威力を発揮します。普通の4色ペンだと、色の切替時に「カチッ、カチッ、カチッ、カチッ」と音が出まくるからです。マインドマップの良さは研修やセミナーの話しの流れとは別に自分の頭の中と対話しながらメモを取るので、あちこちにメモが飛びます。だから、色を替える頻度が高くなるのは当然なんですが、それが周囲に迷惑をかけてしまいます。これは音が小さいのでいいです。

 また、製品のこだわりも結構いいです。軽いうんちくは以下の通りです。

1966年ラミーデザインプロダクト初の製品。「バウハウス」という戦前に存在した

ドイツの総合芸術学校の影響を受けたドイツ人デザイナー「ゲルト・アルフレッド・ミューラー」がデザインした。ボディはプラスティック樹脂とステンレスのコンビ。磨き上げられた樹脂の表面には繊細なヘアライン処理が施されています。

えっ、これ、絶対プラスティックじゃないよねって。どう見たって、触っても木だよね〜これって、と思える手の感覚です。さらに、ステンレスは世界初の無垢材を用いて、これがヘアラインのボディと一体感を出しています。クリップ部分はバネが仕込まれていてしっかりと胸ポケットに刺さります。更に、強度がかなり強いので厚いノートは手帳もしっかりと挟み込みます。

「ラミー2000」という名前は、1966年の製作時に2000年になっても通用する筆記具であるという自信の現れでつけられたものです。

 マインドマップも1960年代後半にトニー・ブザンによって作り出されました。同時代に生まれた思考ツールと筆記用具。

イギリスとドイツのジョイント、トニー・ブザンとゲルト・アルフレッド・ミューラ−のシンフォニーでクリエイティブなマインドマップが作れてしまう。

 

 アマゾンなら6000円位です。この機能性と歴史を感じられる点を考えると高くないと思います。

 ただ、唯一欠点があります。オリジナルの替芯(リフィル)の書き心地がよくないという点です。でも日本製の書き心地の良い替芯が使えるので大丈夫です。ネット検索すると沢山情報があります。また、別の機会に書きます。

 

次回、マインドマップセミナー日程は

2017年4月15日(土)14:00~16:30

2017年4月28日(金)19:00~21:30

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