マインドマップ 最高のプレゼンテーションのための原稿とは

時計を集めるのが好きな時期があり、ある経営者に誘われてパテックフィリップというスイスの高級時計の新作発表会に行ったことがあります。

 

パテックフィリップというスイスのメーカーの時計は最低でも150万円〜200万円。高いものだとうん千万円になるような時計です。非常に興味があり知人の経営者経由でご招待してもらえたので数年前に行きました。発表会の場所は六本木のグランドハイアット東京。

        

航空券も郵送され(つまり無料)、部屋も無料で採ってくれている。部屋は実際は5万円位はかかっていると思います。

チェックインすると、赤ワインが準備されていました。

部屋で発表会まで少し仕事をした後会場へ。会場はホテル内のグランドボールルーム。

真っ暗な大きな会場の中にポツンポツンと1m四方のガラスケースが8個設置され、壁沿いには高級なビュッフェが並んでいる。知人と各ケースを順番に回っていく。

 

ため息が出るくらいの価格。

 

ふと横に立っている方の足元を見ると、裸足にデッキシューズが見えた。

顔を上げると石田純一さんだった。こういう方が来てるんだ。

その他にも料理研究家の服部幸應さん(HORIのピュアメロンゼリーのCMで北海道の方には馴染みのある方)もいた。皆、高級時計が好きなのだ。

 

 

そして、新作発表会がスタートした。

 

パテックの日本法人の社長がステージに上がり、

「本来、スイス本社の社長があいさつすべき所、本日来られなかったので、代わりあいさつさせて頂きます」と。

 

日本法人の社長の横には3Dホログラムによって等身大に浮き上がらせた、スイス本社の社長が笑顔でたたずんでいる。

 

で、あいさつが始まった。どうも、原稿を読んでいるらしい。読むのは恥ずかしいのか見たり見なかったりしている。原稿は後ろ手に持っていったり、時折ちら見したり。しばらく聴いていると、同じセリフを2回読み上げてしまった。原稿読んでるからだよと思いながら、周囲を見回すと聴いている来場者は少しシラケてしまった感じだった。

 

恐らく原稿を直前に渡されたのだと思うが、これから非常に高額な商品を売ろうというプレゼンである以上(発表会の後、招待をされた各時計代理店が招待客をクロージングする流れになっている)、ある程度頭に入れてあいさつに向かうべきだった。

 

プレゼンで大事なことは、情熱をもって話をすること、想いを聴衆に伝えること。

 

そのためにはアイコンタクトこそ重要。

 

基本は頭の中に入れる。何も見ずに話す。もし、状況的に厳しいならアイコンタクトを実現してくれるような原稿じゃなきゃ意味がない。

 

マインドマップで作成する原稿はまさにアイコンタクトを実現してくれます。

パテックフィリップの日本法人社長には是非マインドマップをマスターして欲しいなとその時、強烈に感じました。

 

で、自分は結局商品買ったのかというと、ハイ、買いました。2本も買わされました。行く当初から自分は買う気満々で行ってたから。いいんだけど。

上手いですよ。時計代理店の売り方は。

高齢者に高級布団を売るのと本質的には変わらない。

発表会の後で、最上階のスイートルームに呼ばれます。順番に。

程よく3組位がオープンにされた広い部屋の隅で商談をしてます。茨城の医者、埼玉の弁護士が同組にいました。みんなササッと購入。契約書にサインします。

その時計代理店のオーナーが、「あー窪田さん、パテックは当然としてね、窪田さんのようなスポーツマンにはウブロが似合うよ」と。

してみると、「いいね〜、このままして帰ればいいよ」と。

もう、冷静な判断はできません。

「はい、買います!」と合計330万円の時計を購入!!

でも、パテック以外にウブロ(というブランド)もいいよ、「どうついでに」と言われて2本買っちゃうってウブロがマックのポテトのような扱いだなと。。。

(パテック:アクアノート)          (ウブロ:ビッグバン)

話が脱線しました。商談環境は上手かったけど、発表会のプレゼンには改善の余地があったというお話です。

ということで、プレゼン、講演に限らず、部署内でのミーティング、少人数へのご案内など人前でお話をする方は是非マインドマップを使ってみてくださいね。驚くほどの効果が生まれます。

 

次回の札幌でのマインドマップ超入門講座は

 

2017年6月20日(火)19:00~22:00

2017年6月21日(水)14:00~17:00

 

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